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足久保劇場とは?
「フィルム映写機で映画を上映したい!」
はじめまして。とある映画館で映写技師をしていた鈴木といいます。
2011年頃から映画のデジタル化が急速に進み、映画がフィルムからデジタルに変わり、映画を上映する機械も「フィルム映写機」から「デジタルプロジェクター」にかわりました。
それにより、「フィルム映写機」も廃棄されることになりました。
まだまだ動く映写機、、、。
『たまには、動かしてあげたい』『現役は引退したけれど映写機なんて見たこともない人たちにも、是非見てもらえたら』
と、静岡県の「足久保」という所に山小屋を建て、そこに保管しました。
いつかは、この場所や、バスに映写機を積み込んで、全国各地にフィルム映画を届けられたらな…との思いを込めて
足久保劇場と名付けました。
映写技師のおじさんとタバコの煙・・・薄暗い映写室に灯る電球色の明かり・・・
そこにはいつも「映写機」がありました。
100年もの間、僕たちに映画を届けてくれた映写機に愛をこめて…
上映後の誰もいない映画館で、ひとり映写機を掃除していた映写技師のおじさんに愛を込めて…
やさしい明かりが灯る「あの空間」を少しでも残していけたらと思っています。
足久保劇場
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